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TI AM6xAx™ ビジョンプロセッサのデバッグおよびトレースサポート

出版日 2023年3月23日

Hoehenkirchen, Germany-March 23, 2023 -ローターバッハ TRACE32®開発ツールは、テキサス・インスツルメンツのAM62Ax、AM68A、AM69A SoCシリーズもサポートするようになりました。これには、ヘテロジニアスCPUコアの同時デバッグや、機能安全認証のための非侵入型CPUトレースキャプチャが含まれます。 TI AM6xAxシリーズは、ドライバーおよび車内モニタリング・システム、次世代eMirrorシステム、ファクトリー・オートメーション、ビルディング・オートメーションなどの幅広い産業用アプリケーションなど、コスト重視の車載アプリケーション向けに構築されています。 


このSoCには、最大8個のArm®コアテックス-A72コア、4個のArm® Cortex®-A53コア、イメージ・シグナル・プロセッサ(ISP)と複数のビジョン支援アクセラレータを備えた最大2個のビジョン処理アクセラレータ(VPAC)、ビデオ・アクセラレータ、Cortex®-R5F MCUチャネル・コア、Cortex®-R5Fデバイス管理コアが搭載されています。主要コアには、スカラーコアとベクトルコアを備えた最大4個のC75x™ DSPも含まれ、これらは専用の「MMA」ディープラーニング・アクセラレーターとして動作し、最大32 TOPSの性能を実現します。


ローターバッハのTRACE32®は、Arm® Cortex®-Aアプリケーションプロセッサ、Cortex®-Rリアルタイムプロセッサコア、C75x DSPコアの同時デバッグとトレースを可能にし、システム全体をカバーします。TRACE32®のみが提供するこのユニークな機能は、IEC 61508とISO 26262に準拠した安全関連の認証、そしてそれぞれ目標とする安全レベルSIL 3とASIL Dを達成するために不可欠です。 TRACE32®ツールは、ユニバーサルPowerView デバッグ及びトレースソフトウェア、デバッグ及びトレースアクセラレータモジュールで構成されています。ローターバッハのインテリジェントPowerDebug モジュールは、効率的なデバッグとテスト自動化のために、利用可能な最高のダウンロード速度と最小のレスポンスタイムを提供する一方、PowerTrace リアルタイムトレースモジュールは、AM6xAx システムの CPU コアと DSP コアのリアルタイム性能に影響を与えることなく、その動作を完全に把握することができます。システム・プロファイリングや安全性認証には、コード・カバレッジ測定を含むトレース解析が不可欠です。その他多くの使用例において、AM6xAx は、組込み設計をこれまで以上に迅速、安全、確実に市場に投入するためのサポートとなります。


ローターバッハのTRACE32®により、ドライバー・モニタリング・システム、乗員モニタリング・システム、eMirror/カメラミラー・システム、フロントカメラ・システムなどの車載アプリケーションや、自律移動ロボット、マシンビジョンなどの産業アプリケーションの開発者は、AM6xAx SoCでアプリケーションをより迅速かつ容易に進化させることができます。

ローターバッハについて

ローターバッハ は、40年以上の経験を持つ組込みシステム用最先端開発ツールのトップメーカーです。国際的な老舗企業であり、世界中の顧客にサービスを提供し、すべての半導体メーカーと提携し、着実に成長しています。ミュンヘン近郊のホーエンキルヒェンにある本社では、エンジニアリングチームがTRACE32®ブランドのもと、高度に熟練した専門的で使いやすい開発ツールを開発・製造しています。英国、イタリア、フランス、チュニジア、米国東海岸と西海岸、日本、中国に支社があり、その他多くの国に優秀なセールスエンジニアとサポートエンジニアがいるため、ローターバッハの全製品を世界中で利用することができます。

このページでは、ローターバッハ 印刷物およびソーシャルメディア用のニュースをダウンロードできます。出版物に関するご質問は、Evi Edererまでご連絡ください:press@lauterbach.com