トレース拡張機能

概要

組込みシステムの全容を把握する

トレースベースのデバッグは、既存のデバッグツールを補完・強化する強力な機能セットを追加します。多くの最新デバイスにはトレースポートが搭載されており、プログラムフローやデータ操作に関するリアルタイムで非侵入的な情報を提供することができます。これは、コードがどこにいたのか、どれくらいの時間がかかったのか、タスクスイッチや割り込みを分析したり、コードカバレッジレポートを生成したりするのに使用できます。従来のデバッグを一連のスナップショットと考えるなら、トレースベースのデバッグはタイムスタンプ付きのビデオのようなものです。

全てのTRACE32®トレースツールには、ロジックトレース(デジタル、アナログ、ミックスドシグナル)拡張のオプションが追加可能です。これにより、ソフトウェアとハードウェアイベントのクロストリガ、従来のロジックとプロトコルの解析、消費電力の測定が、全てお好みのデバッグ環境から可能になります。

PowerTrace Serial  | シリアルトレース組込みシステム ローターバッハ

パワートレースシステム

PowerTrace でPowerDebug システムを拡張し、高帯域幅のトレース記録および解析機能をTRACE32 デバッグシステムに組み込みます。すべてのパラレルおよびシリアルトレースプロトコルをサポートするユーザスワップ可能なプリプロセッサで、ターゲット間を簡単に移行できます。

CombiProbe MIPI ローターバッハ

CombiProbe コンパクトトレース

ローエンドからミッドレンジの組込み設計に対応したフルトレースシステムのパワーを活用してください。CombiProbe 2 は、ハイブリッドデバッグおよびトレースシステムで、最大 4 ビット幅のトレースポートを持つ組込みシステムに、フルTRACE32 機能セットを提供します。これは、SoCの複数のコアまたは2つの別々のデバイスをトレースするのに十分強力です。

トレースとは

なぜリアルタイムトレースなのか?

プログラムフロートレースは、どの命令がどのくらい実行されたかを正確に示します を表示します。 リアルタイムトレースを使用することで、以下のことが可能になります:

  • トレースデータからコードカバレッジレポートを簡単に作成。 
  • コード内のタイミングボトルネックを素早く特定したり、必要となるタイミング要件を満たしていることの証明に使用。 
  • 実行時にまれにしか発生しない、見つけにくいバグの完全な把握。

これらはすべて、テスト対象のアプリケーションを妨げることなく行うことができます。

リアルタイムトレース