ローターバッハ、次世代Arm C1 CPUへの完全サポートを発表

ホーヘンキルヒェン、ドイツ—2025年12月2日 —ローターバッハは業界をリードするTRACE32は、最先端のArm®v9.3 C1 CPUファミリー：C1-Nano、C1-Pro、C1-Premium、C1-Ultraのサポートを開始しました。TRACE32 、CPUコアの同時デバッグおよび非侵襲的なCPUトレースキャプチャが含まれます。

今年初めに発表された4つのArmv9.3 C1プロセッサは、現在次世代システムに導入が進められています。NanoからUltraまで、画期的なスケーラブル・マトリクス拡張2（SME2）を搭載し、デバイス上で直接行列指向の計算ワークロードを高速化します。SME2により、Arm CPUクラスターは前世代CPUクラスターと比較して最大3倍の効率向上と5倍のAI処理速度向上を実現します。

ローターバッハ、プレシリコンからプロトタイピング・テスト、フィールド分析に至るまでの製品ライフサイクル全体（PLC）をサポートし、クラウドベースのデバッグやプロファイリングも含まれます。業界で最も幅広いエミュレータ、シミュレータ、仮想ターゲットのサポートに加え、ハードウェアアクセラレーションによるデバッグと、Arm リアルタイムトレースを提供します。

TRACE32®ソリューションは、汎用デバッグトレースソフトウェア「PowerView」とデバッグトレースアクセラレータモジュールで構成されます。ローターバッハのインテリジェントなPowerDebugモジュールは 、効率的なデバッグとテスト自動化のために最高速度のダウンロードと最小応答時間を提供します。一方、PowerTraceリアルタイムトレースモジュールは、Arm v9.3システムのCPUやその他のコアの動作を、そのリアルタイム性能に影響を与えることなく完全に把握することができます。 コードカバレッジ測定を含むトレース解析は、ロボティクス、自動車、クラウド、エッジアプリケーションにおいて、これまで以上に設計を迅速に、安全に、そして確実に市場投入することを支援します。

TRACE32®は、Arm 同時デバッグとトレースを可能にします。これはシステム全体をカバーする独自の機能です。システムがSMP（対称型マルチプロセッシング）、AMP（非対称型マルチプロセッシング）、またはiAMP（統合非対称型マルチプロセッシング）のいずれであっても問題ありません。ローターバッハの革新的なiAMPデバッグおよびトレース技術により、開発者は同一のCPU命令セットを持つマルチコアシステムを、たった1つのTRACE32®PowerView でデバッグできます。

ローターバッハ マーケティング責任者、マルクス・ヘルディン博士は次のように述べています。「最新の Armv9.3 C1 CPU は、コンピューティング性能とエネルギー効率において目覚ましい進歩をもたらします。Arm AI コンピューティングの領域を定義し続ける中、長年にわたるパートナーシップにより、開発者がArm 上で構築および最適化を行うための最先端のツールを提供するために、TRACE32を進化させることが不可欠となっています。」

「パートナー各社が将来のエッジAIアプリケーション向けにますます複雑化するSoCを開発する中、デバッグとトレースの可視性は不可欠です」と、Arm事業部CPU製品管理シニアディレクター、ステファン・ロージンガーは述べました。 「TRACE32のサポートを新しいArm C1 CPUに拡大することで、ローターバッハは開発者がArm 9.3 アーキテクチャの性能を初日から最大限に引き出し、市場投入までの時間を短縮し、製品ライフサイクル全体にわたる信頼性を確保することを支援しています」

ローターバッハは、開発者がより迅速かつ容易に革新を実現することを可能にします。

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